降圧剤の副作用とは?EDになるリスクがあるって本当?

降圧剤の副作用にEDがあることをご存知でしょうか。加齢によるものと自己判断してしまいがちですが、あなたのEDは降圧剤による薬剤性EDかもしれません。今回は降圧剤によるEDや、その他の副作用などについてまとめました。

降圧剤に副作用はある?

高血圧の方にとっては無くてはならない降圧剤

しかし忘れてはいけないのは、降圧剤には副作用があるということ。そして男性は降圧剤によってEDになってしまうかもしれないことを覚えておきましょう。

今回は降圧剤とEDの関係についてお教えします。

降圧剤とED

薬剤性EDになる危険性

降圧剤を使用していると、薬剤性EDというEDを発症してしまう危険性があります。

薬剤性EDとは常用している薬の副作用で発症してしまうEDのことです。降圧剤による薬剤性EDは加齢によるEDだと勘違いしやすく、知らず知らずのうちに発症している方も少なくありません。

性器への血流が行かなくなる

降圧剤を使用することで血圧が低下すると、性器への血流が少なくなることがあります。さらに、高血圧によって起きた動脈硬化も重なり、性器への血流が不十分となり、EDの症状が現れることがあります。これが降圧剤によって発症する薬剤性EDです。

ED治療薬との併用は可能

バイアグラやレビトラなどのED治療薬と降圧剤は併用していいものかと、心配になって併用を控えている方も多いようです。

しかし、今のところED治療薬と降圧剤の併用によるショック死などの例はありません。そのため併用は可能のようです。ただし、併用する場合は必ず医師と相談し、指示を受けたうえで服用してください。

降圧剤の種類と副作用

①カルシウム拮抗薬

カルシウム拮抗薬は血管を広げ、血圧を低下させる効果がある降圧剤です。

血圧を低下させるだけではなく血管を広げることで血流が改善されるメリットもあります。

カルシウム拮抗薬を服用する前後はグレープフルーツを食べたり、グレープフルーツジュースを飲まないようにしましょう。グレープフルーツに含まれる成分によって降圧効果が増えすぎて低血圧を引き起こす原因になるほか、最悪の場合死亡してしまうケースもあります。

 

主な副作用

顔の赤み、頭痛、ほてり、むくみ

 

②ACE阻害薬

ACE阻害薬(アンジオテンシン変換酵素阻害薬)は、血圧を上昇させる作用があるアンジオテンシンⅡの生成を阻害し、さらに末梢血管を広げて血圧を低下させる降圧剤です。

 

主な副作用

空咳、血管性浮腫

 

③利尿薬

血液中の水分が増えると、血管を流れる血液の全体量が増えてしまい、血圧が上昇してしまいます。

尿の排出を促進させて血液中の水分を減らし、血圧を減らす効果を持つのが利尿薬です。

 

主な副作用

頻尿、倦怠感、めまい、息切れ

 

④アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬

体内で生成されたアンジオテンシンⅡは受容体と結合することで血管を収縮させ、血圧を上昇させます。アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬(ARB)はそのアンジオテンシンⅡと受容体との結合を阻害する降圧剤です。

 

主な副作用

むくみ、じんましん、高熱、腹痛

 

⑤α遮断薬、β遮断薬

α遮断薬は伝達物質のノルアドレナリンと血管内のα受容体との結合を遮断し、血管を広げて血圧を下げる降圧剤です。

また、ノルアドレナリンがβ受容体と結合を遮断し、心臓の働きすぎを抑えて血圧を下げる降圧剤がβ遮断薬と呼ばれます。

 

主な副作用

α遮断薬

めまい、眠気、立ちくらみ、頻脈

 

β遮断薬

不眠、倦怠感、吐き気、不整脈

薬剤性EDの危険性が高い降圧剤

利尿薬

利尿剤による薬剤性EDは、ほかの降圧剤によりも発症率が高いとされています。

β遮断薬

β遮断薬も利尿剤と同じように薬剤性EDの発症率が高いとされている降圧剤です。

どちらも理由はまだ明らかになっていませんが、より性器への血液量を少なくさせているのではと考えられています。

降圧剤を服用し続けるとどうなる?

降圧剤は高血圧治療薬ではない

降圧剤は血圧を一時的に下げる効果こそありますが、高血圧の症状を根本から治療する薬ではありません。

どうしても副作用が出てしまう降圧剤。降圧剤を使用せずとも血圧を標準近くでキープさせることが理想と言えます。

認知症になるリスクが高い

今のところ大した副作用は感じないし、このまま降圧剤を使い続けよう、という考え方は危険です。

降圧剤によって血圧が下がることにより、脳への血流が減少することはご存知でしょうか。脳への血流が少なくなることによって認知症になってしまうリスクが高くなるとされています。

認知症を回避するためにも、生活習慣を改善して高血圧を解消させましょう。

生活習慣の改善で高血圧解消

①バランスの良い食事

偏った食生活を改善することで高血圧を解消することができます。特に必須ミネラルの1つであるカリウムが高血圧の解消に重要視されています。これは高血圧の原因となる塩分を排出させる効果があるからです。

カリウムが多量含まれているほうれん草やジャガイモを積極的に食事に取り入れましょう。

②アルコール・タバコを控える

アルコールを摂取すると一時的に血圧が下がることがありますが、日常的に多量に摂取すると逆に血圧を高めてしまうことが確認されています。

また、タバコに含まれるニコチンには、副腎を刺激して血圧を高めてしまうホルモンを分泌させる効果があるのです。

このことからアルコールとタバコはなるべく控えるようにしたほうが賢明でしょう。

③有酸素運動を習慣づける

適度な有酸素運動には血圧の循環を改善させて血圧を下げる効果があります。そのため日常生活に有酸素運動を取り入れるようにしましょう。

有酸素運動にはウォーキングやサイクリング、水泳などがあります。これらに1日30分以上取り組むことが望ましいです。

④塩分摂取制限

カリウムにより塩分を排出することも大切ですが、そもそもの塩分の摂取量を制限することも大切です。

高血圧患者の1日の塩分摂取量は、男女ともに6g未満が好ましいとされています。調味料は減塩のものを使用するなどして、塩分摂取制限にチャレンジしてみましょう。

⑤睡眠をしっかりとる

基本的に血圧は夕方以降に低くなり、睡眠中は特に低くなります。そのため睡眠不足が続いてしまうと高血圧が解消されないことがあるのです。毎日8時間ほどの睡眠をとるように心がけましょう。

⑥肥満解消

肥満の方は標準体重の方に比べて高血圧患者が2~3倍多いとされています。

これは、過食のために塩分を過剰に摂取してしまうことが原因であると考えられます。食事制限や日ごろの運動を心がけて肥満を解消するようにしましょう。

⑦ストレス解消

ストレスをたくさん受けると体内のアドレナリンが過剰に分泌されて興奮状態になり、血圧が高くなってしまいます。

過労などが原因の肉体的ストレスと悩みなどによる心理的ストレスは、娯楽やスポーツで発散させることが大切です。

降圧剤に頼らない生活を目指そう

このように使用し続けることで薬剤性EDに陥ることもあるほか、認知症になるリスクが高くなったり最悪の場合死亡してしまうケースもあるのが降圧剤です。

無くてはならない存在になっている方も多いかと思いますが、やはり降圧剤に頼らなくてもいい生活が理想です。

生活習慣を改善させ、少しずつでもいいので高血圧を改善していきましょう。

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